【25年前指揮 浩二氏が見る強さ】弱点少ない広島 勝つための引き出し豊富

[ 2016年10月16日 07:12 ]

セ・リーグCSファイナルS第4戦 ( 2016年10月15日    マツダ )

<広・D>黒田(右から3人目)は新井(右から2人目)らとともに記念写真で笑顔を見せる
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 91年以来の日本シリーズに挑む広島。当時監督を務めていた山本浩二氏(69)は現在のチーム力、戦いをどう見ているのか。32年ぶり日本一へ向けた思いを語った。

 クライマックスシリーズを通じて総合力の高さ、勝つための引き出しのあるチームだと改めて感じた。1、2戦目にロースコアの戦いになっても、ジョンソン、野村の先発が相手を無失点に封じ、救援陣も安定感がある。打撃陣もただ打つだけでなく、状況に応じた打撃ができる。盗塁、次の塁を奪う姿勢など、相手に重圧もかけられる。弱点は少ない。

 日本ハム、ソフトバンクのどちらが相手でも、互角の戦いができる戦力は整っている。あとは、この日の試合のように、点差が開いても一つ一つのプレーをおろそかにしないことだ。1プレーで局面は変わる。

 91年の日本シリーズでは、西武相手に3勝2敗とリードしながら、連敗して日本一をさらわれた。あの時のチームと比べても戦力は整っている。最後の瞬間まで自分たちを信じてほしい。日本一を成し遂げてくれると私も信じている。

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