マエケン 優勝決定S第1戦先発へ「悔しさを持ちながら…」

[ 2016年10月16日 05:30 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ

体を動かすドジャース・前田(AP)
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 ナ・リーグの優勝決定シリーズは15日(日本時間16日午前9時8分開始)、カブスがドジャースを本拠地に迎えて開幕する。第1戦に先発するド軍の前田健太投手(28)は14日(同15日)に公式会見に臨み、敗戦投手となった地区シリーズの汚名返上となる必勝を誓った。またア・リーグ優勝決定シリーズは同日開幕し、インディアンスが2―0でブルージェイズに先勝した。

 前田に再びチャンスが巡ってきた。ポストシーズン初登板だった前回10日のナショナルズとの地区シリーズ第3戦は、3回4失点で負け投手。その翌日に、リーグ優勝決定シリーズ開幕投手に指名されたという。「前回よりも勝ちたい思いは強い。悔しさを持ちながら、とにかくチームが勝てるように頑張る」と語気を強めた。

 前日の地区シリーズ最終戦はエースのカーショーが中1日で救援し、抑えジャンセンは2回1/3で51球投げるなど総力戦。投手陣は疲労が色濃い。「みんな勇気をもらい結束も高まった。長いイニングを投げたい。先発の役割を果たす」と少しでも長くマウンドに立ち、救援陣の負担を和らげることを自らに課した。

 カ軍とは初顔合わせ。敵地リグリー・フィールドの特徴を把握しながらキャッチボール、ダッシュなどで調整した。「初戦は大事。勝ちたい」と雪辱の舞台へ目を向けた。 (シカゴ・奥田秀樹通信員)

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