大谷 日本最速165キロ&プロ初セーブ!DHから救援登板 中田も驚き「格好良かった」

[ 2016年10月16日 17:42 ]

パ・リーグCSファイナルS第5戦 ( 2016年10月16日    札幌D )

<日・ソ5>日本シリーズ進出を決め喜ぶ大谷(右端)ら日ハムナイン
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 日本ハムの大谷翔平が二刀流の凄みを見せつけた。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦が16日、札幌ドームで行われ、3番DHで先発した大谷が7―4で迎えた9回に登板。日本最速を更新する165キロの直球と切れのある変化球で打者3人で片付けチームを4年ぶり日本シリーズ進出へ導いた。

 大谷は3番DHで出場し、第1打席は遊飛、第2打席は三飛に倒れたが5回の第3打席で内野安打を放ち出塁、近藤の適時打で生還した。7回の第4打席は左飛でこの日は4打数1安打の内容だった。

 見せ場は最終回に訪れる。9回表の守備時に栗山監督が投手交代で大谷の名を告げる。大谷の登板がアナウンスされると札幌ドームは、どよめきのち大歓声に包まれた。

 先頭打者の松田をスライダーの三振に仕留めると、次打者の吉村の場面で日本最速となる165キロを計測。再び札幌ドームは歓声が沸き起こった。吉村も変化球で斬り、続く本多を遊ゴロに抑えてプロ初セーブを挙げた。

 サプライズ登板を決めた栗山監督は試合後に「勝ってくれと。ファンの声援のおかげで、あのピッチングができました」とコメント。ファイナルステージMVPに輝いた中田も「いやあ、165キロ。凄いね。あそこまで打って投げられると、練習しているのがばかばかしいなと…。格好良かったです」とジョークを交えながら大谷を称賛した。日本シリーズでどんな二刀流を見せるのか、目が離せない。

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