【野村謙二郎の視点】広島・緒方監督 判断光った新人・岡田の交代時期

[ 2016年10月16日 08:35 ]

セ・リーグCSファイナルS第4戦 ( 2016年10月15日    マツダ )

<広・D>5回4失点で勝利投手となった岡田
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 一番難しかったのは広島・岡田の交代時期だった。5回まで投げさせた緒方監督の判断が光った。7回以降は必勝継投の形が決まっている。もし早くに岡田を降ろしていたら、7回までにもっと多くの中継ぎ要員が必要になっていた。

 6回は大瀬良との比較で四球のリスクの少ない一岡を選んだと思う。それでも四球から2失点したように重圧のかかる試合展開だった。その点でも最後を締めた中崎は素晴らしかった。1点差の最終回。本塁打で逆転される局面で筒香に対して3球とも外角へ正確にコントロールした。難しい抑え役を一年間務めた成果を表す好投だった。

 6点劣勢から追い上げたDeNAの粘り強さも印象的だった。ファンの思いに応えようという気迫も伝わってきた。CSの舞台を初めて経験したことで来年はもっと強くなるだろう。

 広島は日本シリーズを本拠地で開幕できる。地の利を生かして先手を取ってほしい。25年前はプロ3年目で出場。第1戦は何をしたか覚えていないほど舞い上がった。今の選手はそんなことはないと思う。大舞台での経験は今後の野球人生の財産にもなる。思う存分に暴れてもらいたい。(スポニチ本紙評論家)

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