【杉本正の視点】前夜に伏線 ソフトB高谷 お見事レアード封じ

[ 2016年10月16日 08:40 ]

パ・リーグCSファイナルS第4戦 ( 2016年10月15日    札幌D )

<日・ソ>6回2死一、三塁、レアードは三ゴロに倒れる
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 ソフトバンクとしては、第3戦まで2本塁打を浴びていたレアードを完璧に封じたのが大きかった。伏線は前夜の8回の最終打席に張られていた。捕手は途中出場の高谷。当然、第4戦はレギュラーシーズン同様にバンデンハークとバッテリーを組む前提に立って、スアレスに160キロ前後の直球を初球から3球続けて内角に投げさせた。それも全てボール球。最後はフルカウントからフォークで三ゴロに打ち取ったが、レアードは明らかに嫌な顔をしていた。

 その残像からこの日のレアードは外角球に対して思い切って踏み込めなくなっていた。2点を返された直後の6回2死一、三塁の対戦でも、前夜同様に内角は基本的にボール球にして、スライダー、カーブで緩急を付けながらカウントを整えて、最後は内角低めの直球で三ゴロ。ただ、これもバンデンハークが9月中旬の1軍復帰後、一番の出来だったからこそ。球にスピンが利いていて、各打者から直球で空振りを多く奪えていた。日本ハム打線は中田、大谷、田中賢が本調子でないだけに、レアードが抑えられると打線として機能しない。第5戦にソフトバンクが勝てば、勢いの差、さらに追いかける立場の強みからも一転して優位になる。(スポニチ本紙評論家)

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