上原 PS12戦連続無失点開幕 日本投手最長更新もレ軍は黒星

[ 2016年10月8日 05:30 ]

ア・リーグ地区シリーズ第1戦 ( 2016年10月6日    クリーブランド )

<インディアンス・レッドソックス>1回を無失点に抑えた上原(AP)
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 ア・リーグの地区シリーズが6日(日本時間7日)に開幕。レッドソックスの上原浩治投手(41)はインディアンス戦の8回に救援し、1イニングを1安打無失点に抑え、ポストシーズン12試合連続無失点とした。しかし、チームは1点差で敗れて黒星発進。ダルビッシュ有投手(30)の所属するレンジャーズは、ブルージェイズに1―10と大敗を喫した。

 味方を鼓舞するマウンドさばきだった。上原は1点ビハインドの8回に投入され、先頭に内野安打を許すも次打者を二ゴロ併殺。続くクリスプはスプリットで一ゴロに打ち取り、打者3人をわずか10球で片付けた。

 「いつも通りの気持ちだった。球場の雰囲気が違ったのでそのへんだけね」。2点を追う7回の時点で、1点差に詰め寄れば8回から登板と告げられていたという。普段ならリードする場面で投げていたが、短期決戦ならではの起用。13年ワールドシリーズを制して「胴上げ投手」となって以来のポストシーズン登板。その13年の地区シリーズ・レイズ戦第4戦からポストシーズンは12試合連続無失点となり、自身の持つ日本投手最長記録をまた更新した。

 逆転の願いは届かず試合はそのまま1点差で惜敗。両リーグ最多22勝を挙げたポーセロが5回途中5失点KOを食らい、打線の反撃はあと一歩及ばなかった。5回戦制の地区シリーズでは、連敗すれば相手チームに突破へ王手をかけられてしまう。連投の準備を尋ねられた41歳のベテランは「もちろん」と力強く即答した。

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