【千葉】木更津総合 春夏連続切符!エース左腕・早川、気迫の2失点完投

[ 2016年7月27日 05:30 ]

<市立船橋・木更津総合>ナインに胴上げされる木更津総合・早川

第98回全国高校野球選手権千葉大会決勝 木更津総合3―2市船橋

(7月21日 QVCマリン)
 第98回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は26日、15大会で24試合が行われ、5代表が決まった。関東では逸材そろう左腕が活躍。千葉大会では、木更津総合の早川隆久投手(3年)が2失点完投。市船橋を3―2で破り、3年ぶり5度目の出場を決めた。

 1点リードの9回2死二塁。一打同点のピンチでも木更津総合の早川は冷静だった。カウント2―2からの8球目、捕手のサインに首を振り、自信のある縦のスライダーで遊ゴロに抑えた。春夏連続の甲子園。夏の頂点は3年ぶりだ。「やっと千葉の頂点に立てた。打線に助けてもらって、周りに支えられて一丸で戦えた」。左腕はマウンドで万歳し、駆け寄ってきたナインにもみくちゃにされた。

 早川は常総学院・鈴木昭らとともに「関東左腕四天王」と呼ばれるプロ注目の左腕。前日25日の準決勝・千葉経大付戦で右膝付近に死球を受けながら気迫でマウンドを死守した。患部に違和感がある中、5回まで無失点。2点リードの6回に同点とされても「最後に1点勝っていればいい」と動じなかった。この日最速の141キロの直球を軸にツーシームやチェンジアップを交えて追加点は許さない。9回に女房役の大沢が勝ち越しの中前打を放ち、その1点を守った。

 春の悔しさが早川を大きくした。今春センバツ準々決勝の秀岳館戦。1―0の9回2死三塁、フルカウントから右打者の内角低めに投げた直球がボールと判定された。その四球後に連打を浴びてサヨナラ負け。夏へ向けて、ブルペンで打者を立たせ、コースいっぱいに投げる練習を繰り返した。格段に制球力は上がり、6試合46回を投げて9四死球。球数も減り、体力の消耗を抑えられたことで5完投をマークした。「あの判定がなかったら、この優勝はなかった。成長させてくれた」と感慨深げに振り返った。

 この日、熊本大会では秀岳館も春夏連続出場を決めた。「内角をどんどん投げて、秀岳館にリベンジしたい」。磨きをかけたクロスファイアで強気に攻め抜くつもりだ。(松井 いつき)

 ▼木更津総合・五島卓道監督 全て早川に託した。千葉を代表する大エースになりましたね。駄目かと思った時もあったが素晴らしい集中力、素晴らしい投球だった。

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