1日でマジック3つ減った AJ弾で弟分バレに祝砲

[ 2013年9月12日 06:00 ]

<ロ・楽>3回2死一、二塁、左越え本塁打を打ったマギー(左)はジョーンズと喜び合う

パ・リーグ 楽天7-0ロッテ

(9月11日 QVC)
 楽天のジョーンズは星野監督からハイタッチ後に、返す手で尻を思い切り叩かれた。2位・ロッテとの直接対決での先制の23号3ラン。自身来日初の3戦連発で、一気に優勝マジックを3減らす価値ある1勝を呼び込んだ。

 「手応えはあった。先制点が欲しかった。このまま好調を維持して波に乗っていければいいね」

 初回1死二、三塁。1ボールからのカットボールを振り抜いた打球は左中間席中段に突き刺さった。前日は仙台にバットを忘れ、届いたのは9回の打席目前だった。その打席で中越えソロを放ったが、前3打席は凡退し、チームも大敗。「(本塁打が出るのが)遅いわ!」と冗談交じりに話していた星野監督も「あれで美馬もだいぶ楽に投げられただろう」と目を細めた。

 同じオランダ領キュラソー島出身のバレンティンへの「祝砲」にもなった。9日に都内で会食した際に「周囲は騒ぐが、自分のペースを守ればいい」とアドバイスした。今年1月。楽天入りが決まるとバレンティンに電話を入れた。日本の文化や食事、投手の配球など話は1時間以上に及んだという。3月のWBCではオランダ代表としてともにプレー。「少年時代からの僕のヒーロー」と慕ってくれる弟分を公私で支えてきた。それだけに「キュラソーでも大きな話題だ。3冠王の可能性も残っている。最後まで戦ってほしい」とエールを送った。

 ロッテとのゲーム差を再び6に広げ、悲願のリーグ優勝が近づいてきた。それでも、大リーグ17年のうち、11年でプレーオフ出場経験を持つ男は、最後の詰めの難しさを知っている。

 「1年間の長い旅はまだ続いている。最後にゴールテープを切るまで、一つ一つの試合をクリアしていきたい」

 勝敗への感情はグラウンドを離れた瞬間に捨てている。その切り替えこそ、楽天のブレない戦いを支えている。

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