救援誤算…メッセ「こういう負け二度としたくない」

[ 2013年9月12日 06:00 ]

<神・中>3回表無死一塁、野本の送りバントでダッシュするメッセンジャー

セ・リーグ 阪神2-3中日

(9月11日 甲子園)
 言い表せない感情は行き場をなくした。どこにぶつければいいのか。険しい表情を浮かべたまま阪神のメッセンジャーは視線を迷わせた。「厳しい負け方になった。こういう負け方は二度としたくない」。逃した白星を敗戦後もまだ追っていた。

 7回を除く毎回8奪三振。速球、高速フォークボール、カーブ。どの球種でも三振を奪った。走者を背負っても決定打を許さない。クラークを3打席連続三振に斬るなど過去2戦2勝の好相性を誇っていた中日打線を圧倒した。奪三振数を通算156個まで伸ばし、2位の広島・前田健との差を17に広げた。ただ、一度は手中に収めたと思った12勝目を逃した。

 待望の先制点をもらった7回。1死満塁の好機で打席がまわり、代打の桧山を送られた。実際に2点目が入った一方、勝敗が反転する分岐点になろうとは…。7回98球。余力が残っていることは自分でも分かっていた。

 「点を取ってくれたことがうれしいが、もう少し長いイニングを投げたかった」

 “心残り”が救援陣に伝搬したのか。まさかの暗転を見せられた。下がったベンチからでは仲間を助けることもできなかった。「もちろん、もう1回マウンドへ戻りたかった。それは間違いない」。無念を引きずった。

 バッテリーを組む捕手が前回5日のDeNA戦から清水へ変更。2戦目も序盤戦ではサイン交換で首を振る場面も。「彼も慣れてきている。そういう段階だ。まだ勉強中だろう。あと1、2回組めばもっとよくなる」。これで8月30日広島戦の3回から18回連続無失点となった。12勝目は逃しても示した存在感。和田監督も「打たれる感じはしなかった。いい投球をしてくれた」と労をねぎらった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2013年9月12日のニュース