ミューレン氏が証言「バレはメジャー時代より成長」

[ 2013年9月12日 09:19 ]

バレンティン(背中)と話すミューレン監督

セ・リーグ ヤクルト2-6広島

(9月11日 神宮)
 ヤクルトのバレンティンは、カリブ海に浮かぶオランダ領キュラソー島の出身。この島から、94年に初の「オランダ人助っ人」として来日したのがヘンスリー・ミューレン氏(46=現ジャイアンツ打撃コーチ)だ。ロッテ、ヤクルトで計3年間プレー。今年3月にはオランダ代表監督として、バレンティンとともにWBCに出場した同氏がスポニチ本紙に祝福のコメントを寄せた。

 バレンティンのことは昔からよく知っている。小さな島だけど、彼は車で5分ぐらいの隣の地区に住んでいた。初めて会ったのは、もう10年以上前、彼がマリナーズと契約した16歳の時かな。私はキュラソーでベースボールアカデミーを開いているが、オフはトレーニング場所がないから、11月から1月まで多くの選手がそこで練習する。アンドリュー・ジョーンズ(現楽天)も来ていたが、その中にいた。

 彼はプロ契約当時、「次世代のアンドリュー・ジョーンズ」と言われていた。でも、それが彼にとってはつらかったと思う。ジョーンズとバレンティンは明らかにスタイルが違うからね。それでも少しでも彼に近づこうと努力していた。ルーキーリーグでは16本塁打で新記録もつくったし、2Aでも3Aでも毎年20本以上本塁打を打った。メジャーでは好不調の波が激しくて定着できなかったが、日本に行って配球など多くのことを学び、素質が開花したと思う。

 日本に行くと聞いた時は多くのことをアドバイスした。私も3年間過ごしたからね。まずは日本の文化に慣れること。そして言葉も勉強し、日本食も積極的に食べ、チームメートと仲良くするように、とね。今年3月にはWBCオランダ代表の監督、選手として一緒に戦った。今でも頻繁に連絡を取り合っている。

 バレンティンはメジャーでプレーしていた時よりも明らかにいいバッターになっている。それは彼が賢いことに加え、努力したから。同じ島の出身として、プロ野球記録に並んだことはとても誇りに思っている。

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