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花巻東“カットマン”千葉 驚異41球投げさせた!5打席全出塁

<鳴門・花巻東>8回、花巻東・千葉が四球を選びガッツポーズ

第95回全国高校野球選手権準々決勝 花巻東5―4鳴門

(8月19日 甲子園)
 甲子園にいる野球の神様を味方に付けた。2―3の8回2死二塁。花巻東・多々野が引っ張った打球が、一塁ベースに当たって一塁手の頭上を越えた。

 幸運な安打で同点。さらに山下、茂木も続き3連続タイムリーで試合をひっくり返した。佐々木洋監督は「ダメかなと思った。粘りがラッキーを呼んだ。よく打ってくれた」と1点差の激闘を振り返った。

 逆転劇をお膳立てしたのは、今大会の最小兵球児、1メートル56の2番・千葉だった。初回1死から13球粘って四球を選ぶと、3回には中前打。続く3打席ではいずれも追い込まれながらファウルで粘り3四球。鳴門のエース・板東に5打席で41球を投げさせ「球数を多く投げさせて後半勝負と監督さんから言われていた。板東君はいろいろな変化球を1打席目でほとんど見せてくれて対応できた」と胸を張った。

 「追い込まれたら際どい球はカットで逃げろ」――。少年野球でも耳にする言葉だが、実践するのはプロでも難しい。千葉は昨秋から、三塁コーチスボックスと三塁ベンチの間へ向かって、ファウルを打ち続けた。「引きつけて、体の前でさばくのがコツ」。追い込まれるとバスターの構えに切り替え、この日は15回もカットに成功した。板東は163球で完投したが、8回の逆転劇は、スタミナ切れと無縁ではなかった。

 昨秋に岩手県大会1回戦で敗退したスター不在の雑草軍団が、菊池(西武)を擁した09年以来の4強入りを決めた。千葉は初戦で3安打を放ち、済美(愛媛)との3回戦では内野手5人の「千葉シフト」を破って3安打。3試合15打席で12度出塁し、打率は・700。花巻東の驚異のカットマンが、菊池も大谷(日本ハム)も成し得なかった全国制覇のキーマンだ。

 ▼鳴門・日下捕手(千葉に対し)緩い球はいけると思ったが、真っすぐ系はファウルにされた。カットされすぎて笑えてきた部分もあった。

 ≪史上3度目≫19日の準々決勝は全4試合が1点差で決着した。59年、00年に次ぎ13年ぶり3度目。また、4試合中2試合が延長戦となったのは98年以来。

[ 2013年8月20日 06:00 ]

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