延岡学園 48年ぶり宮崎勢4強 延長11回サヨナラエラーで決着

[ 2013年8月20日 06:00 ]

<延岡学園・富山第一>延長11回裏(延)1死一、二塁、薄田の二塁ゴロの二塁ベースカバー・中村からの送球を一塁手・藤井が捕れずサヨナラ失策

第95回全国高校野球選手権準々決勝 延岡学園5―4富山第一

(8月19日 甲子園)
 あっけない幕切れだった。ナイター照明が点灯された延長11回。延岡学園は1死一、二塁から薄田が二ゴロ。だが併殺を狙った富山第一の遊撃・中村が一塁に悪送球し、熱戦に終止符が打たれた。

 サヨナラのホームを踏んだ二塁走者の浜田は、三塁を回ったところで悪送球に気付いたという。それでも「サヨナラはホームに着いてから」とはやる気持ちを抑えて本塁を駆け抜け、ナインと喜びを分かち合った。

 これで宮崎県勢としては65年の高鍋以来、48年ぶりの4強進出。6回の2点三塁打などこの日3安打の浜田は「(ベスト4は)実感が湧かない。最高です」と興奮が冷めやらぬ様子だった。

 試合の流れが二転三転した熱戦で勝利の女神は悩んだ揚げ句、延岡学園にほほ笑んだ。準決勝の最後の枠を勝ち取り、重本浩司監督は「(高鍋に)並べるのは大変光栄。選手たちが凄い。本当に自分のチームなのかな」と驚きを隠さなかった。

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2013年8月20日のニュース