MLB 被災地の子どもに野球道具贈った

[ 2011年4月21日 11:41 ]

米大リーグ球団の帽子を子どもたちにプレゼントするMLBのジム・スモール・アジア副社長

 米大リーグ機構(MLB)のジム・スモール・アジア副社長が21日、東日本大震災で被災した宮城県名取市を訪れ、子どもたちに野球道具を寄贈した。スモール副社長は「日本と米国は海があって離れているけど、野球を通じて心でつながっている。みんなで頑張りましょう」と激励した。

 津波の被害が大きく、名取市内の不二が丘小学校を間借りしている閖上中学校の野球部と、閖上小学校のスポーツ少年団に、それぞれ20人分のバットやグラブなどの野球道具一式を贈った。

 閖上中では、野球部員13人のうち1人が、津波にのまれて死亡したという。大橋淳貴主将(14)は「グラブとかが全部が流されてしまったのでうれしい。場所が見つかったら、すぐにでもプレーしたい」と気丈に話した。

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2011年4月21日のニュース