イチロー今季初の4安打!2盗塁も

[ 2011年4月21日 06:00 ]

タイガース戦の7回、中前適時打を放つマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ13―3タイガース

(4月19日 シアトル)
 マリナーズのイチロー外野手(37)が19日(日本時間20日)のタイガース戦で5打数4安打2打点と固め打ちした。1試合4安打は今季初でメジャー通算は44度目。ナショナルズのイバン・ロドリゲス捕手(39)と並ぶ現役最多になるとともに、日米通算67度目としてトップのピート・ローズ(元レッズ)に迫った。2盗塁も決めてチームを今季最多の13得点の大勝に導いたイチロー。地区最下位からの浮上にはこの男の力が不可欠だ。
【試合結果】

 内野安打に左、中、右と外野の全方向に安打を打ち分けたのがいかにもイチローらしい。昨年9月21日ブルージェイズ戦以来となる1試合4安打。開幕してから今季一番の笑顔で振り返った。

 「いやあ、もう3安打以上は計算できないですから。おまけとして考えないと。まあでもスカッとするよね」

 イチローは4月を、真剣勝負の中でしか微調整ができない「準備期間」ととらえている。試合前までの打率は・250。ファウルや空振りが目立ち、バットの芯を外される凡打が多かったが、修正を繰り返しながら4安打につなげた。4月中の4安打は07年4月15日のレンジャーズ戦以来、4年ぶり。1試合4安打以上は通算44度目でロドリゲスに並ぶ現役最多だ。また、イチローが一つ勲章を手にした。

 チームも快勝した中で、本人が喜んだプレーがあった。昨年から1、2番コンビを組むフィギンズとの連係がそれだ。4回の右前打で出塁後、フィギンズの初球に二盗に成功。カウントが2ボール1ストライクとなると三盗を仕掛けた。もちろんノーサイン。打者有利のカウントだったが、フィギンズはストライクの直球を見逃した。「(打者が)打たないという確信はない。どちらかといえば希望。だからフィギンズ以外は(盗塁は)難しい」。自らの意図を理解してくれる2番打者がいるからこそ、イチローも自らの野球を展開できているのだ。

 「きょうは4本もそうですけど、トータルで僕の野球が表現できている。それが何より気持ちいいですよね」。守備では、右中間への当たりを2度にわたって好捕。チームを今季最多の15安打13得点に導いた。試合前には昨オフ、大リーグ専門チェンネル「MLBネットワーク」によるファン投票で選出された「最も頼れる選手」のガラス製トロフィーがイチローの元に届いた。

 「どういう意味で頼られているのか分からないけど、悪い気はしない」

 地区最下位に沈むチームは、この試合を上昇へのきっかけにできるか。頼れる男の力に全てはかかっている。

 ≪日米通算でローズ超えの可能性≫大リーグ現役最多タイの44度目の1試合4安打以上を出場1606試合で記録した。出場約37試合で1度の割合は、通算回数73度でトップのピート・ローズの同約49試合と比べても速い。イチローは日本通算で67度目。262安打した04年には4安打以上を10度達成した。あくまで参考記録だが、今季中にローズを抜いて歴代1位となる可能性はある。また、この日の先発出場で09年9月1日から210試合連続先発となり、メジャーでは自己最長となった。

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