唐川も…ロッテ15年ぶり2試合連続完封

[ 2011年4月21日 06:00 ]

<ロ・西>完封勝利の唐川(左)は、笑顔で里崎とタッチ

パ・リーグ ロッテ3-0西武

(4月20日 QVCマリン)
 甘いマスクに安どの笑みが広がった。9回2死二塁。ロッテ・唐川がブラウンを見逃し三振に仕留める。前日の成瀬に続いてスコアボードに9個のゼロを並べた。継投なしの2試合連続完封はチーム15年ぶり。お立ち台に上がると力強く言った。

 「うちには成瀬さんという絶対的なエースがいる。負けたくない気持ちがあるので、続くことができて良かった」

 本調子ではなかった。4、5、6回と得点圏に走者を背負った。3点リードの6回。連打で無死一、二塁とされ、中村を迎えた。一発を警戒して3球連続ボール。ここでギアを入れ直し、2球続けた直球で捕邪飛に斬った。続くフェルナンデスは、スライダーで遊直併殺。ピンチを脱した。制球が持ち味の右腕がこの日は2死球。「慎重になりすぎないように思い切り腕を振った」と強気に攻め抜いた結果だった。

 昨季チームは日本一になったが、自身は右手中指骨折などで長期離脱。オフには選手会長のサブローから「おまえと大嶺が、成瀬に続いていかないと」と諭され、6勝に終わった不本意さから悔し涙を流した。大震災とも戦う特別なシーズン。チーム投手陣で唯一の千葉県出身である唐川は、8日に県内で最も津波の被害を受けた旭市の中学校を慰問。「千葉のために良い投球がしたい」と決意を新たにし、成瀬に次ぐ2番手として今季を迎えた。西村監督は「最後まで行くという強い気持ちが出ていた」と称えた。

 この日は、同学年のヤクルト・由規も完封。日本ハム・斎藤ら1歳上の世代が注目されるが、唐川は「刺激になるのは同学年の由規の方」と意識する。今秋には大学に進学した同世代がドラフトの主役となる。プロ4年目の21歳が、ライバルとともに高みを目指す。

 ≪西武戦では初の完封≫唐川が6安打完封で今季初勝利。完封勝利はプロ入り3度目だが西武戦は初めてだ。この日は4番中村を2三振を含む4打数無安打に抑えた。通算でも20打数2安打12奪三振と圧倒。チームは前日も成瀬が完封勝利を挙げており、2試合連続の完投完封。ロッテの2試合連続完封は昨年7月11日ソフトバンク戦、同13日オリックス戦以来だが、前回はいずれも継投。完投による連続完封は96年7月30、31日近鉄戦の薮田、ヒルマン以来15年ぶりになる。なお連続完封のチーム最多は昨年まで4度あった3試合。きょうの西武戦で球団記録に挑戦する。

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