松井“後輩”岡島討ちで10打席ぶり安打

[ 2011年4月21日 06:00 ]

<アスレチックス・レッドソックス>二回裏先頭、左飛に打ち取られる松井、後方にベンチから試合を見守る松坂

ア・リーグ アスレチックス5―0レッドソックス

(4月19日 オークランド)
 打席のアスレチックス・松井には力みも気負いもなかった。2点リードの8回2死一、二塁でフルカウント。今季初登板のレッドソックス・岡島の肩口から真ん中に入る76マイル(約122キロ)カーブを、しっかりと呼び込んでフルスイングした。滞空時間の長い飛球は、フェンス直撃のダメ押し2点打となった。

 「ちょっと詰まりましたけどいい当たりだったと思います。最後にいい場面で打てて、追加点を挙げられて良かった」

 松井は打席内では基本的に真っすぐを待ちながら、変化球に対応する。この打席は6球中3球がカーブ。軌道はイメージできていた。過去通算9打数2安打で、打点なしに抑えられていた巨人時代の後輩と今季初対決。07年8月30日以来4シーズンぶりの安打がここ一番で飛び出した。

 日本人対決は毎年注目されるが、松井自身はあまり意識をしない。それでも「ファンの方が喜んでくれるのなら」と盛り上がりは歓迎している。ただ巨人時代の後輩が相手となると「やっぱりかわいい後輩だからね。活躍してほしいから、できれば対戦したくないよ」と本心を打ち明ける。なかでも岡島については、レ軍退団の可能性もあった昨オフは去就をずっと気に掛けていた。この日も練習前にウエート室で再会。「ちょっとあいさつしましたね」と健闘を誓い合っていた。

 自己ワーストを免れる10打席ぶりの安打。打率は・230だが、11打点はチームトップと持ち味は発揮するゴジラにボブ・ゲレン監督も「左投手が相手だったし、大きな一撃だった」と目尻を下げた。3連勝で今季初の貯金生活に突入。「少しでも1つでも多く増やしていきたい」と松井。表情は最後まで柔らかかった。

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