佐渡から3000人の大応援団 団長ビックリ「想像以上ののりであぜん」

[ 2011年3月26日 14:04 ]

佐渡応援席に浮かび上がった佐渡島の形

 第83回選抜高校野球大会に21世紀枠で初出場した佐渡(新潟)は26日、智弁和歌山に1―8で敗れ、1回戦で敗退した。甲子園球場の三塁側アルプススタンドには、夢舞台に立つ地元校の勇姿を見ようと「トキの島」佐渡から約3000人の大応援団が駆け付けた。

 前日午後3時に佐渡高を出発したバス13台はフェリーで本州に渡り、この日朝5時に兵庫県西宮市へ到着。長旅の疲れも見せず、息の合った応援で大声援を送り続けた。

 客席は海色の青で統一されたジャンパーの中に、黄緑色で島の形をつくった。四回の攻撃前には島の民謡「佐渡おけさ」を踊った。

 応援団長を務める同校2年の粕谷唯斗さんは「想像以上ののりであぜんとする。佐渡はすごい」と笑顔。地元からは島のシンボルであるトキに似せた千羽鶴が大量に送られ、観戦した高野宏一郎・佐渡市長(71)も「佐渡が一つになった。終わったらねぎらいの言葉を掛けたい」とナインに感謝した。

 強豪相手にチームは五回まで1―2と大健闘。九回を投げ切った鎌田の父親、博巳さん(51)は「彼も夢見ていた舞台。毎日ストレッチは欠かさずやっていたからね」と見守った。

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2011年3月26日のニュース