城島 2安打&好走塁で回復ぶりをアピール

[ 2011年3月26日 06:00 ]

<広・神合同練習>7回1死一塁、浅井の右邪飛で一塁からタッチアップに成功した城島はベース上でセーフのジェスチャー

練習試合 阪神7―6広島

(3月25日 マツダスタジアム)
 ジョーが全開モードに入った。阪神は25日、マツダスタジアムで広島との実戦形式の合同練習を行い、左膝半月板縫合手術からの再起を期す城島健司捕手(34)は「6番・DH」で先発。決勝タイムリーを含む2安打に加え、タッチアッププレーで豪快なスライディングを見せるなど、4・12開幕戦で相まみえる広島に完全復活が近いことを見せつけた。

 迷いはなかった。7回1死一塁、1点リードの場面で浅井が右邪飛を打ち上げると、塁間にいたジョーは落下地点を予測しいち早く一塁へと帰塁する。右翼の捕球を機にタッチアップのスタートを切ると、術後では2度目となるスライディングで瞬く間に二塁を陥れた。

 「怖さも違和感もないですから」。昨年11月9日に左膝の手術を受けてから約4カ月半。驚異的なスピードでの回復はもろ刃の剣とも見られたが、もはや本人に恐れるものは何もない。18日に行われたオリックスとの合同練習で失敗したタッチアッププレーを今度は見事に成功させた。開幕で対戦する広島に披露した圧倒的なハッスルプレーは、完全復活が近いことを証明していた。

 バッティングの状態も上がりつつある。5回は1死一、二塁の場面で右前へしぶとくヒットを放った。さらに6-6の同点で迎えた7回には、1死二塁から今井のストレートをセンター返し。これが二塁ベースに当たって左前へと転がる間にランナーが生還し、ジョーが貴重な決勝点を叩き出した。

 「あれはベースに当たってなくてもヒットですから。でも、(ヒットが)ないよりあったほうがいいからね」

 前日24日に4月12日のセ・パ同時開幕が決定。日程的な余裕が生まれたことで、左膝のケアを十分に行うためスロー調整へと切り替えることを決断した。だが、当初の開幕日だったこの日の「3・25」にも豪快なスライディングなど存在感を見せつけたジョー。周囲に不安視されながらも「開幕に合わせてやっている」と発信し続けてきた言葉に偽りはなかった。

 広島からの帰阪時には、発車寸前の新幹線に飛び乗るため約100メートルを駆け抜けた。笑顔を浮かべながらの猛ダッシュ―。あれだけ走れれば問題ない。号砲が告げられる「4・12」には、万全な状態の背番号2が甲子園に立っている。

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