本気で狙う…単独トップに立ったマエケン 最多勝に照準

[ 2010年9月9日 22:38 ]

完投でリーグ単独トップの13勝目を挙げた広島・前田健

 【広島9―2ヤクルト】単独トップに立つにふさわしい、力強さとうまさをかみ合わせたマウンドだった。「なかなか勝ててなかったので、必死に投げた」。広島の前田健は、8月6日以来の勝ち星となる13勝目に、声を弾ませた。

 一、五回に1番の青木に許した二塁打が絡んで2点を失った。しかし中軸を無安打、7奪三振に仕留め、大量失点を防いだ。要因は一回に直球で内角を攻めたこと。これが投球の幅を広げ、その後投じた外角へのスライダーやカーブが生きた。
 本人は飛躍の理由として、この日152キロをマークするなど切れが増した直球を挙げる。ただ好調の理由は、それだけではないようだ。在京球団のあるスコアラーは「打者と駆け引きをしている。何を狙っているのかをかぎ取る能力がすごい」とうなる。中軸を封じ込められたのは、冷静で頭脳的な投球ができたからでもあった。
 球宴前には疲労に襲われ、8月下旬には指にまめができたため、ペースは落ちたが、最多勝のタイトルをつかめるところまできた。「本気で狙いたい。チャンスはあると思うので、必死で投げる」と、めらめらと闘志を燃やした。

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