松井秀 新人時代以来の屈辱 痛々しい乾いた笑顔

[ 2010年9月9日 15:50 ]

インディアンス戦の8回、代打を告げられたが、さらに代打を送られベンチに戻るエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス4―3インディアンス】8回1死一塁。代打で登場した松井秀が、相手投手が左腕ペレスに代わったところで右打ちのケンドリックに出番を譲ってベンチに退いた。「代打の代打」は巨人1年目にはあってもメジャーでは初めて。「十分に考えられること」と顔色は変えずに話したが、屈辱的な出来事と言っていい。

 ソーシア監督は「左投手にはケンドリックの方が分がいいと考えた。その後の二塁守備もあった」と言った。ただ1点リードの場面で主力打者と考えるなら打席に立たせるはず。松井秀は最近は左腕を苦にせず、前夜はペレスから中前打を放っていた。
 9月の打率は4割1分2厘。休養日を翌日に控えた試合にもかかわらず、監督は「ヒデキは最近出番が多かったから」と先発から外し、指名打者に回したアブレイユへの期待感を口にしていた。
 延長16回、5時間近い攻防の末にサヨナラ勝ちした歓喜の輪に松井秀の姿はなかった。「ベンチ裏にいて間に合わなかった。(加わるのが)遅いと情けないからやめておいた」。軽口を飛ばそうにも乾いた笑顔が痛々しかった。(共同)

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