坂田不敗神話弾!一発&激走で西武3連勝

[ 2010年9月9日 06:00 ]

<西・日>2回、左越えに2ランを放つ坂田

 【西武8-3日本ハム】左のおかわり君が打って走って大暴れだ。西武は8日、坂田遼外野手(23)が2回に一時は逆転となる8号2ラン。4回には一塁走者として、相手守備の乱れもあって単打で一気にホームインした。87年日本シリーズでの「伝説の走塁」をほうふつさせる激走。加えて坂田が一発を放った試合はチームは7連勝となり、首位の座もがっちりキープした。残り14試合と最後の直線。元気な若手の一発&激走でチームの勢いも加速する。

【試合結果


 走りだしたら止まらない。1メートル78、90キロ。お世辞にも俊敏とは思えない体格の坂田が、猛烈な走塁でチームに勢いをもたらした。

 「三塁で止めるだろうと思っていたけど、(三塁コーチが)回してたので、これは行くしかないと思った」

 4回に1点を勝ち越し、なお2死一塁。原の打球が中堅方向に打ち上がると、一塁走者の坂田は巨体を揺らして一心不乱に駆け出した。打球は中堅前で大きく弾み、加えて糸井の緩慢なプレーもあった。二塁を回り、三塁も蹴ってグングン加速。タイミングは際どかったが「思い切って滑り込んだ」分だけ、捕手のミットからボールがこぼれた。終わってみればこの回5点。坂田の激走が大量点を呼び込んだ。

 「イチかバチか。坂田は加速すると速い」と三塁コーチャーの河田外野守備走塁コーチ。意外にも50メートルは6秒3。「左のおかわり」というあだ名には似つかわしくないが、坂田は「走りだしたら速いんです。走りだしたら」と笑う。春季キャンプでも、走塁と守備を徹底的に鍛え上げてきた。

 2回には「本業」でも結果を残した。1死一塁から外角低め128キロのシンカーを左中間に運ぶ、一時は逆転となる8号2ラン。「あれ(シンカー)を逆方向に狙っていた」。1日のオリックス戦(大宮)に続く左方向への一発。2軍で対戦経験のある糸数の球をきっちりと見極めた。これで本塁打を放った試合は7戦全勝の不敗神話だ。

 「(4回の)あの当たりでホームをつけた。あれが勢いになった」と渡辺監督も喜んだ。3連勝で首位キープ。2年ぶりVへ、チームも坂田同様に、走りだしたらもう止まらない。

 ▼87年西武―巨人日本シリーズ第6戦(西武) 3勝2敗で迎えた西武は8回2死一塁で秋山が左中間寄りの中前打を放つと、一塁走者の辻は中堅・クロマティの緩慢な動き、中継に入った遊撃・川相のスキを突いて一気に生還。これがダメ押し点となり、西武が日本一に輝いた。

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