郡司が口火を切って初回一挙4得点!日本ハム 今季先制すれば勝率100%

[ 2024年4月9日 23:14 ]

パ・リーグ   日本ハム4-2ソフトバンク ( 2024年4月9日    熊本 )

初回 無死、右へ二塁打を放つ郡司 (撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 日本ハム・新庄監督は「もう切り替えているので…、OK」と言った。7日の西武戦で投手陣が11失点を喫し、打線もわずか1得点。悔しい大敗となった試合後のことだった。ただ、反省しても引きずらない。すぐに前を向く姿勢がナインにも伝染する。

 薄暮の熊本で、2日前のうっ憤を晴らした。打線が20年まで日本ハムだった有原に襲いかかる。初回から、打者9人を送り込む猛攻で、いきなり大量4点を奪った。先頭・郡司が初球打ち。「今日は特攻隊長として行こうと思いました」と右越え二塁打で口火を切ると、松本剛が右前打でつないだ。無死一、三塁から万波の左前適時打で先制すると、さらに暴投、水野の右前適時打、伏見の左犠飛と打線がつながった。

 万波にとっては、4打点を荒稼ぎした3日の楽天戦以来となる打点だ。「先に点を取ることができてよかった」と追い込まれながら中軸の役割を果たす。水野も2ストライクから右前へはじき返した。「1死満塁のチャンスだったので、何とか(先発の山崎)福也さんに援護点を取りたいと思って打席に入りました」と振り返った。

 2回以降は、昨季10勝をマークした有原を打ちあぐねたが、今季先制できれば、試合は優位に運べる。しかも、1イニングで最多となる4得点だから、その効果はやはり大きい。移籍後2試合目の先発となった山崎は7回先頭の牧原に中前打を許したところで交代となったが、小刻みな継投でリードを守った。接戦を制した新庄監督も「こういう感じでキャンプからずっと来ている」とニンマリ。これでチームは先制点を奪えば、3戦全勝と勝率100%だ。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月9日のニュース