巨人・岡本和真「伊織も粘って投げてくれてたんで」 逆転2点打に2号ソロ 主将が全3打点叩き出す

[ 2024年4月9日 22:00 ]

セ・リーグ   巨人3―1ヤクルト ( 2024年4月9日    鹿児島 )

<ヤ・巨>笑顔でガッツポーズする岡本和(撮影・尾崎 有希)
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 巨人の主砲・岡本和真内野手(27)が9日のヤクルト戦(鹿児島)でチームの全3打点を叩き出し、昨季10勝をマークした山崎伊織投手(25)に待望の今季初勝利をプレゼントした。

 「4番・一塁」で先発出場。初回の第1打席では1死二、三塁の先制機に初球を打って遊ゴロ併殺打に終わったが、その悔しさをその後の打席で爆発させた。

 まずは0―1で迎えた5回だ。1死二、三塁で入った第3打席。相手先発右腕・小沢の外角スライダーを左前に弾き返す2点適時打で逆転に成功した。

 すると、2―1のまま迎えた7回には2死走者なしの場面で入った第4打席で相手3番手右腕・エスパーダの内角高め直球を捉え、打球は岡本和らしい長い滞空時間を経て左翼スタンドへ。

 岡本和にとっては3月30日の阪神戦(東京D)で相手先発左腕・大竹からバックスクリーン左へ1号2ランして以来8試合ぶりとなる今季2号。チームとしても3日の中日戦(バンテリンD)で萩尾がプロ1号を放って以来、試合前まで4戦連続ノーアーチが続いていただけに待望の5戦ぶり一発となった。

 一度も3者凡退がなく、6回途中6安打5四死球と苦しんだ山崎伊はこれが今季初勝利。主砲兼主将の頼もしい援護にベンチで満面の笑みを見せていた。

 試合後、ヒーローインタビューに臨んだ岡本和。まずは5回の逆転打について「本当に伊織も粘って投げてくれてたんで、ランナーかえせて良かったなと思います」と冷静に一言。

 7回の2号ソロについては「本当に風にも助けられ、ホームランになってくれて良かったなと思います」とし、打った瞬間の手応えについて聞かれると「本当にあの…なんていうんですかね…なんていうんでしょう…あの…」と相変わらずの“いい味”を出し「ちょっと高く上がりすぎたなと思ったんですけど、風に乗って入ってくれて良かったなと思います」と“らしい”謙遜コメントでファンをほっこりさせた。

 巨人が鹿児島で試合をするのは5年ぶり。これで通算7勝3敗となった。6年前のヤクルト戦でも本塁打している岡本和は「いやもうかなり空気が来てるんじゃないかなと思って、いつもプレーさせてもらってます。ありがとうございます」と鹿児島のファンに感謝。「めったに来ない…ですけど、たくさん皆さん足を運んで見に来てくれて凄くうれしいなと思います」と話していた。
 

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