巨人・阿部監督 山崎伊は「凄い粘って粘って粘って粘って、ずっと粘ってた」 高梨「呼んで良かった」

[ 2024年4月9日 22:09 ]

セ・リーグ   巨人3―1ヤクルト ( 2024年4月9日    鹿児島 )

<ヤ・巨>6回、山崎伊(右)に交代を告げる阿部監督(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 巨人は主砲・岡本和真内野手(27)が8戦ぶり2号ソロを含む2安打を放ってチームの全3打点を挙げ、ヤクルト戦(鹿児島)に逆転勝ち。山崎伊織投手(25)は6回途中6安打5四死球と苦しみながらも1失点と粘って待望の今季初勝利を挙げた。

 2―1で迎えた6回、山崎伊が2死満塁のピンチを招いたところで降板。ここで2番手として登板したのはこの日今季初昇格したばかりの左腕・高梨だった。だが、ベンチの期待に応えて登板からわずか2球で見事な火消し。チームと山崎伊を救った。

 試合後、阿部慎之助監督(45)との主なやりとりは以下の通り。

 ――岡本和が4番の仕事。

 「ね、ナイスバッティング」

 ――ホームラン。

 「いい風がこう吹いているのはね、鴨池は印象深いんだけど、届いて良かったなと。貴重なホームランになった」

 ――1番に重信。

 「経験もある人が1番でいってみたんですけど、ヒット1本打ってくれたし、チャンスでは凄い久しぶりの打席だったからね。足を絡めたいとか、そういうときはまたいってもらおうかなと」

 ――盗塁も大きかった。

 「そうですね」

 ――1番はいろいろ試しながら。

 「そうですね。本当は理想は固定したいんだけど、チームのやりたいことは日によって違いますし相手も違いますし、そこは日替わりでもいいかなと」

 ――山崎伊。

 「凄い粘って粘って粘って粘って、ずっと粘ってた。球数が増えちゃったけど、あそこまでよく投げてくれた。こっちの伝達ミスもあって、それは本当に申し訳ないなと。今後はないようにしないといけないし。ちゃんとこちらが明確にして、気持ちよく投げてもらいたい。そこは本当、申し訳ない」

 ――高梨。

 「満塁で、ああいう厳しい場面でね。呼んで良かったなと思いましたよ」

 ――西舘。

 「場数を踏んでね。打たれるでしょう、いつかはね。けどそういう場数を踏んで信頼を勝ち取れる投手になってほしい」

 ――伝達ミス。

 「青木を歩かせて塩見で勝負だぞと、逆転の走者になっちゃうんだけど、あそこはこっちが腹くくって言おうとしたんだけど、そこの伝達ミス」

 ――勢い出てきた。

 「打つ人が打ってメークチャンスする人がして、とやれば勝てるというのはみんなどんどん分かってくると思うので、そういう試合を1試合でも多くつくれるようにしていきたい」

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月9日のニュース