オリックス・ドラ5“王子から来た王子様”高島が先発デビューへ 10日からの楽天戦か次の日本ハム戦で

[ 2024年4月9日 06:00 ]

オリックス・高島
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 オリックスのドラフト5位・高島泰都投手(24)が、10日からの楽天戦2試合と、12日からの日本ハム3連戦(京セラドーム)のいずれかでプロ初先発することが8日、有力となった。中継ぎで開幕1軍入りを果たし、ここまで2試合3イニングを投げて防御率6・00。前カードのロッテ3連戦で先発したエスピノーザ、曽谷が出場選手登録を抹消され、春季キャンプから先発調整を続けてきた新人右腕にチャンスが訪れた。

 4日の西武戦から4試合はベンチ入りメンバーから外れ、他の先発陣とともに調整を進めていた。オープン戦では3月13日の楽天戦で先発し、2回1安打無失点と好投。社会人の王子時代から慣れ親しんだ役割で実力を発揮し、中嶋監督もかねて「先発だと思っていますし。長いイニングで見てみたい」と評価していた。

 厚沢投手コーチも調整について「先発適性のあるところを、あえて最初リリーフ入ってもらったところ。見方としては先発に戻したという感じ」と説明した。最速151キロの直球に加え、カットボールとチェンジアップが武器。「(先発、中継ぎ)どこでもいけるように準備していきたい」と息巻いていた“王子から来た王子様”が、パ・リーグでは前例のない開幕から3カード連続負け越しからの優勝に向け、強力投手陣の一翼を担う。

 ◇高島 泰都(たかしま・たいと)1999年(平11)12月3日生まれ、北海道赤平市出身の24歳。小学1年時に赤平レッドレイズで野球を始めて、投手兼遊撃手。赤平中では、軟式野球部に所属。滝川西では2年秋からベンチ入りし、3年夏の甲子園に出場。明大では準硬式野球部に所属し、社会人の王子で硬式に再転向した。23年ドラフト5位でオリックス入り。1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。

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