楽天・マー君は6回途中1失点で史上3人目の日米開幕投手勝利!5回の雄たけび「感情が爆発しました」

[ 2023年3月30日 21:55 ]

パ・リーグ   楽天3―1日本ハム ( 2023年3月30日    エスコンF )

松井裕からウイニングボールを受け取る田中将(左)(撮影・篠原岳夫)
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 プロ野球は30日、新球場「エスコンフィールド北海道」での日本ハム―楽天で先行開幕した。楽天は田中将が6回途中1失点の好投で国内開幕戦初勝利を挙げた。チームは開幕白星発進を決めた。日米で開幕投手として勝利は、野茂英雄が93年近鉄、00年タイガース、03年ドジャース、黒田博樹が03、05、07年広島、09年ドジャースでマークして以来3人目となった。

 駒大苫小牧時代に過ごした「第二の故郷」北海道で国内では11年ぶり2度目の開幕投手の大役を任された田中将。「新球場一発目で良い緊張感で投げることが出来ました。そして勝つことが出来て嬉しく思います」と語り、「僕には経験があったので、慌てることなく地に足を付けて投げる事ができました」とつづけた。

 3回まで毎回三振を奪い、4回以降も出塁を許さずに5回1死までパーフェクト投球を見せた。5回2/3、98球を投げて、2安打の投球について「5回、6回は少しバタつきましたけど、試合の入りは良い形で入れたと思います。自分の投球ができたと思います」と振り返った。

 5回は1死一、二塁のピンチを背負うが万波から空振り三振、宇佐見を邪捕飛でピンチを切り抜けて大きく吠えた。ファンの歓声が田中将の感情を爆発させた。「やはり声出し応援があるということで、その熱気にも押されて自分の感情が爆発しました」。

 2月1日のキャンプインで石井監督から開幕投手の伝えられて、日米通算6度目の開幕投手を務めたが、勝ったのはヤンキース時代の19年以来2度目の勝利。開幕白星発進という形で期待に応えられて「最高です。これ以上ないです」と語った。

 最後に「自分も縁のある北海道で、新球場一発目で投げて勝つことができて嬉しく思います。今シーズンは一番高い所に突き進んでいけるように皆さんともに頑張っていきたいと思います」とメッセージを送った。

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