侍・栗山監督 始球式で急遽“投手”指名も「僕は絶対投げませんよって何度も言いました」

[ 2023年3月30日 20:13 ]

パ・リーグ   日本ハムー楽天 ( 2023年3月30日    エスコンF )

<日・楽1>栗山英樹氏が始球式(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムの新本拠・エスコンフィールドが30日の日本ハム―楽天戦で開幕を迎えた。WBCで侍ジャパンを率いて09年以来、3大会14年ぶり3度目の優勝に導いた栗山英樹監督(61)が試合を中継したテレビ東京のゲスト解説を務めた。

 ファーストピッチセレモニーでは日本ハムが04年の北海道移転後19年間で、日本一2度、リーグ優勝5度に導いた指揮官たちが集結。ヒルマン氏と梨田氏というバッテリーに対し栗山監督は“打者”として登場した。

 しかし、ヒルマン氏がボールを持ったままバッターボックスへと歩みより栗山監督へ直接ボールを渡すという“粋な演出”を披露。急きょ“投手”としてマウンドに上がることになった栗山監督はヒルマン氏の構えるミットへ山なりの投球。ボールが大きく外れてしまったため、“打者”の梨田氏は避けようとしてバットを振ることが出来なかったが球場からは大きな拍手が送られた。

 この急遽“投手”となったファーストピッチセレモニーについて栗山監督は「本当に僕ら監督になってキャッチボールもしてなかった。僕らはヒルマンさんのおかげで今があるので。ファイターズがね。だから“僕は絶対投げませんよ”って何度も言いました。“絶対投げないですからね”って」と事前に伝えていたという。

 しかし本番でヒルマン氏からの指名に「先輩の流れですから、ああなったらね。“ええっ!?”みたいな」と断り切れなかった。このヒルマンさんの意図には「どういうことなのかわかりませんけど。いまだに」と笑った。

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2023年3月30日のニュース