ヤクルト村上　リーグ3連覇＆2年連続三冠王を宣言「個人としてはキャリアハイを目指したい」

ティーバッティングをする村上（撮影・藤山　由理）
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　ヤクルトの村上宗隆内野手（23）があす31日、広島との開幕戦（神宮）を前に3連覇と日本一奪還、個人としてはキャリアハイを目指すと宣言した。

　侍ジャパンの主砲として世界一を奪還してから1週間。頭の中は「打倒スワローズ」を掲げる5球団とのし烈な戦いしかない。「どのチームもすごい手強いですし、143試合長い戦いですけど…。しっかり1試合1試合気持ちを切り替えながら、最終的に優勝するっていう目標だけ忘れずにやれば必ず勝てると思う」

　具体的にはこうだ。「3連覇と日本一奪還、個人としてはキャリアハイ目指して頑張りたいなと思います」。特に4番としての打撃成績は「全部にこだわっていきたいなと思います」と力を込めた。

　昨年の開幕戦となった阪神戦（京セラドーム）は7点差をひっくり返す大逆転勝ちを果たした。「点差離れてましたけど、最終的に逆転して勝てたので強く印象に残っています」。過去に自身の開幕戦アーチはないが、WBCの余韻が漂う本拠地でいきなりの可能性は十分ある。「もちろんそういう最高のスタートを切りたいと思いますけど…。最終的な結果は143試合終わったあとに自分のための、個人の成績であっても、チームの成績であっても、そこで出るわけなので。そこだけに集中するのではなく、1日を大切にしてやっていければと思います」と平常心を強調した。

　決戦前日のフリー打撃は39スイングで17本スタンドイン。ラストは5連発で柵越えするなど、WBC準決・決勝時の好調さを持続していた。