新庄監督も「全部見て回ってたら…試合終わっちゃうね」 いよいよオープン「世界がまだ見ぬボールパーク」

[ 2023年3月30日 08:00 ]

ToWER11のサウナ室
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 いよいよ、「世界がまだ見ぬボールパーク」がオープンする。きょう30日に日本ハムの開幕・楽天戦が行われる新球場「エスコンフィールド北海道」が開業。試合以外にも球場で醸造されたビールが提供されるほか、試合終了後でも飲食が楽しめるエリアもあり、従来の「野球場」の概念を覆す仕掛けが多くある。

 最大の注目は、サウナと温浴施設があり、宿泊施設もある左翼席後方の「TOWER11」だ。記者もサウナと温浴施設を体験させてもらったが、半屋外のシートで天然芝の匂いを感じながら、サウナでほてった体を冷やす。目の前には熱戦を繰り広げるプロ野球選手たち。こんな非日常を味わえるのは、この新球場ならではだろう。「TOWER11」内には乗馬体験ができるエリアもあり、野球にあまり関心がない人でも場内の施設を見て回るだけで十分に楽しめる。

 実際に、オープン戦期間に来場した人に話を聞くと、「野球以外でも楽しいところがいっぱい」、「食べ物が本当においしい」と満足度は高そうだ。交通の利便性は今後の課題に挙がるが、シャトルバスの本数もオープン戦期間に比べて多くなっていくという。

 新球場を満喫したのはファンだけではない。全体練習日だった29日、新庄剛志監督(51)は球場内をぐるっと1周。各所を見て回った感想は「(球場を)全部見て回ってたら…。試合終わっちゃうね」と笑わせた。その後は、グッズショップで自腹で自身の名前と背番号が入ったスウェットなどを買い込んだ。

 恵まれた施設でプレーできる選手たちが本当にうらやましい。まずは、開幕戦で満員のファンの前で記念の1勝を届けてくれることを期待したい。  (記者コラム・田中 健人)

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