WBCイタリア代表・Da・フレッチャー エ軍同僚大谷と電話「“いざ勝負!”お互いベストをと約束」

[ 2023年3月15日 13:23 ]

<イタリア代表練習>ノックを受けるDa・フレッチャー(撮影・島崎忠彦)
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 カーネクストWBCで8強入りしたイタリアは、日本との準々決勝を翌日に控えた15日、東京ドームで最終調整した。

 兄弟で代表入りしたDa・フレッチャーは「翔平に“いざ勝負!という感じです。いつも彼の投球を後ろから見ているので、対戦はエキサイティングだ」と、エ軍の同僚の大谷との対戦に闘志を見せた。電話で話したと言い「お互いベストを尽くそうと話した」と明かした。また、日本代表について「タフなチームで、タレントそろいだ」とし、日本食については、「一風堂でラーメンを食べ、餃子もおいしかった。クラブハウスでの食事もおいしい。本当に素晴らしい食に囲まれている。(大谷の通訳の)一平さんが予約を取ってくれたので、今夜は寿司を食べに行く予定。楽しみにしているよ」と話した。

 フレッチャーは、大谷と同じ18年にメジャーデビューし、同じ94年生まれの盟友。2人がウオームアップ時に外野で行う“じゃんけんダッシュ”は日本ファンにもおなじみとなっている。

 13年大会以来2度目の2次ラウンド進出のイタリアは、台湾の台中で行われた1次リーグでは、強敵キューバとオランダを撃破。2試合とも大リーグ通算50勝の大黒柱ハービーが先発して役割を果たしたが、ハービーは球数制限で日本戦には登板できない。チーム防御率は3・75で、日本戦の先発は、10日の台湾戦で2回3安打2失点の右腕カステラニか、11日のパナマ戦で4回2安打1失点の右腕バサロティが予想される。打線は、4試合のチーム打率は・283で、計20得点。本塁打はなかったものの、オランダ戦では1イニングに6点を奪うなど爆発力を秘めている。

▽過去の日本VSイタリア 日本の準々決勝の相手は、A組2位のイタリアに決定した。WBCで対戦するのは初めて。プロが参加するようになった00年以降の主な国際大会では、00年シドニー五輪と04年アテネ五輪で対戦している。プロアマ混成チームで出場したシドニー五輪は田中幸雄(日)の本塁打などで6―1で勝利、プロのみで出場したアテネ五輪では中村紀洋(近鉄)、福留孝介(中)が本塁打、投げては先発の上原浩治(巨)が6回4安打無失点に抑えるなど、12―0で7回コールド勝ちした。

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2023年3月15日のニュース