【WBC】豪州・ニルソン監督　4強入り逃すも日本に感謝「素晴らしい滞在をした」

WBC準々決勝   オーストラリア3ー4キューバ （ 2023年3月15日    東京D ）

WBC準々決勝＜キューバ・オーストラリア＞　惜敗にベンチでがっくりするオーストラリアの選手たち（撮影・篠原岳夫）
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　第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の準々決勝、キューバ―オーストラリアが15日、東京ドームで行われた。オーストラリアは3―4でキューバに逆転負けし、初の4強とはならなかった。

　1次ラウンドB組を2位で突破したオーストラリアは2回に先制しながらも、3回に同点に追いつかれ、5回に4安打と四死球が絡んで痛い3失点。6回に6番・ウィングローブが2点本塁打を放ち1点差に迫るも届かなかった。

　試合後、ニルソン監督は「正直がっかりしている。勝利のチャンスもあった。勝利をつかむことができなかった。キューバに脱帽し、彼らは勝者にふさわしい試合をし、私たちは一歩及ばなかった」と悔しさをにじませた。

　オーストラリア・ニルソン監督の一問一答は以下の通り。

　――振り返って？
　本当に素晴らしい大会でした。日本の方々の前でオーストラリアを代表して戦った。府中、強化合宿をした九州を含めて素晴らしい滞在をした。

　――キューバに？
　幸運を願っていますし。彼らの実力を知っている。世界の強豪国として私たちを倒した。監督もナイスガイ。私たちを下したキューバに今後の健闘を祈っています。

　――オーストラリア野球を代表して今週を振り返ってほしい？
　振り返るには少しの時間が必要。本国で多くの方々が見てくれていると思う。オーストラリアの野球がこのままも前に進むために、子供達が多くの希望を抱くように我々は前に進まなければいけません。

　――9回の攻撃。3者凡退。中日の後輩・マルティネスのピッチングは？
　私のチームに彼がいてくれたらなと思う。スライダーが素晴らしい。中日は彼をロースターに持ってとても満足しているのではないでしょうか。

　――一期一会のメンバーで戦った。ナインに言葉は？
　素晴らしい質問ありがとうございます。今回の経験を経てプラスの面が多かった。小さなピースを積み上げながら、大きなピースをドンと積み上げるというよりも、3、4年かけて次につなげるチームの編成を考えている。26年の大会に向けて、こんなピースを組み立てていこうという考えがある。

　――どこに強さを感じた？
　非常に身体能力にたけた選手が多かった。打者が粘り強く、守備力も強かった。

　――試合後にミーティングを？
ミーティングをしていました。スタッフも含めてここまでの道のりを称えて、直近の6カ月を振り返り我々がしてきたパフォーマンスを振り返り、バックグラウンドの違う個が集まって集団を形成した。このメンバーがつくったプラットホームをもとに、オーストラリア野球の未来が築かれてていく。

　――ベスト4を狙えるチームに？
　4強に進める実力はあると思う。非常に近いところまでいっていると思います。