侍・源田 準々決勝イタリア戦強行出場あるぞ! 右小指骨折も「全然、普通にやれます」

[ 2023年3月15日 05:05 ]

韓国戦で負傷後、右手にテーピングを施してノックを受ける源田
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 不屈の精神で、世界一奪還に貢献する。10日の韓国戦で右手小指を骨折した源田が、16日のイタリアとの準々決勝以降の強行出場に意欲を示した。

 「全然、普通にやれます。今も普通に全部練習していますし。大丈夫です」

 二塁走者としてけん制球でヘッドスライディングした際に、相手の野手と交錯する形で負傷。「うわー、と思いました」と、その瞬間を振り返った。誰もが離脱を覚悟。しかし、守備の要は侍ジャパンの首脳陣、西武球団と相談し、継続出場の意欲を伝えた。その場のやりとりの詳細は「大会が終わった時に話せれば」と多くは語らなかったが、14年ぶりの世界一に懸ける熱い思いがにじみ出た。

 負傷箇所にテーピングを施し、12日からグラウンドで遊撃での守備練習を再開。この日もノックを軽快にこなし、さらに「バッティングもやっています」とベンチ裏での打撃練習も再開したと明かした。準決勝以降は内野が天然芝のローンデポ・パークが舞台。前回大会の17年準決勝では三塁・松田(現巨人)のミスが決勝点につながって敗れた。不慣れな条件下で、「源田たまらん」でおなじみの球界屈指の守備力を生かさない手はない。

 欠場した11日チェコ戦と12日オーストラリア戦では、ベンチで自身に代わって遊撃を務める中野への声掛けを欠かさなかった。「チームが勝つために何ができるか、ということでやっていた。もう全然、プレーできますし、勝つために頑張るだけ」。勝つために、できることを全うする。(阪井 日向)

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2023年3月15日のニュース