ロキテクノ富山・河原木 2年連続都市対抗出場へ 新戦力右の強打者「流れを持って来られるように」

[ 2023年3月15日 21:59 ]

ロキテクノ富山・河原木
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 2年連続の都市対抗出場を狙うロキテクノ富山に今春、頼もしい新人が加わった。河原木皇太外野手(22=桜美林大)が15日のハナマウイ戦で「3番・左翼」としてフル出場。第1打席では二塁打を放ち、右打ちの強打者として持ち前の長打力を発揮した。

 「積極的なバッティングが自分の持ち味。チャンスで1本打って、流れを持って来られるような打者になりたい」

 初回2死走者なし。空振りしたものの、初球からフルスイングした。そして、カウント1―1からの3球目。やや外寄りのカットボールをとらえると、痛烈な一打は中堅の頭上を越えた。

 元阪神投手の藤田太陽監督は今季が就任3年目。投手への指導はもちろん、野手に対しては投手心理を伝えることで、野球の本質を理解させている。「投手から打者がどう見えているかなど、とても勉強になる。緻密な野球を学んでいます」と河原木。技術の習得だけでなく、野球脳も鍛える日々だ。

 名門・横浜高の出身。高3夏には「2番・右翼」で3試合にスタメン出場し、初戦の愛産大三河戦では左越え本塁打をマークした。桜美林大では2年秋のリーグ戦で首位打者を獲得。3年春は大学野球選手権に出場を果たすと、2回戦・上武大戦で2安打を放った。

 「大学の友達とは東京ドームで再会することを約束しました。しっかりとアピールして、試合に出られるように。外野の守備ではフライボールが見にくいと聞いています。去年の試合の反省も生かして臨みたい」

 初出場だった昨年は、JFE西日本に敗れ初戦敗退に終わった。東京ドームで勝利することは、チームにとっての悲願。その一翼を担うべく、攻守に磨きをかける。

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2023年3月15日のニュース