日本ハムのドラ1・矢沢が日体大卒業 同期のプロゴルフ・中島啓太に負けず「世界」見据える

[ 2023年3月15日 16:15 ]

<日体大卒業式>卒業式後に取材を受ける硬式野球部の矢沢宏太 (撮影・西川祐介)
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 日本ハムの投打二刀流のドラフト1位・矢沢宏太投手(22)が15日、東京の日体大世田谷キャンパスで卒業式に出席した。

 藤嶺藤沢(神奈川)3年時はプロ志望届を提出したものの指名はなく、夢をかなえる道として大学に進んだ。体育学部の学位記、そして学業、競技成績、人物が優秀な学生に与えられる理事長賞を授与され「4年後のドラフト1位を目指して日本体育大学を選び、大学生活を送ってきた。実現できて良かった」と充実の笑みを浮かべた。

 15人の理事長賞受賞者には他に、ボクシング女子の東京五輪金メダリスト・入江聖奈さん(22、昨年現役引退)や、ゴルフ男子の元世界アマランク1位で日本男子ツアー1勝の中島啓太(22=フリー)らが名を連ねた。矢沢は中島と親しく「アマチュアで世界No・1の大会、(昨年の)マスターズに出たことは想像できないぐらい凄かった。あんなに凄いのに、いつも謙虚で、さらに頑張っていこうとしていた。自分も負けないように過ごせたのは凄く良かった」と振り返る。

 中島とはサインを入れた野球のボールとゴルフボールを交換して持っている。「中島君が頑張っていたら、もっとやらなきゃいけないなと思う。これからも切磋琢磨(せっさたくま)し合える友達でありたい」。野球界では目下、世界最高を争うワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催中だ。昨年には侍ジャパン大学代表を経験しており、「いつか自分もその(WBCの)舞台に立てるように頑張りたい」と力を込めた。

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