落合博満氏 WBC中国戦の投手・大谷翔平は「まだまだ。あれで凄いと思ったら…」と言い切る理由

[ 2023年3月15日 19:00 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。9日のWBC中国戦で先発した大谷翔平投手(28)は本来の姿ではないと断じた。

 落合氏は大谷の状態について、ダルビッシュとともに「出来上がりからすれば6、7分程度ですよ」と言い切った。

 大谷は中国戦で4回1安打5三振を奪う無失点と完ぺきな内容に見えたが、落合氏は「まだまだ。あれで凄いと思ったらアメリカ(MLB)で2桁は勝てないよ」と続けた。

 その理由として「スライダーが多すぎた」と指摘した。

 大谷のメジャーでの球種は高速で落ちずに横滑りする「スイーパー」と分類される球種も含めて、スライダー系が全球種の39・6%だが、中国戦は49球中26球。半分以上の53%を占めた。

 大谷は16日の準々決勝・イタリア戦に先発するが、落合氏は「あそこまで(中国戦は)スライダーが多いというのは(それが有効と)相手を見て投げているんだろうと思う」と推測した。

 熱戦が続くWBCについて「ゲームは眺めている程度」という落合氏。「肩入れしたら野球は面白くない」とオレ流観戦術も披露した。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月15日のニュース