ヤクルト村上宗隆に4試合、18打席ぶり安打 し烈な首位打者争い、史上最年少3冠王へ貴重な1本

[ 2022年9月29日 20:48 ]

セ・リーグ   ヤクルトー広島 ( 2022年9月29日    マツダ )

<広・ヤ>7回、ケムナから安打を放つ村上 (撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は29日の広島戦(マツダ)の7回に4試合、18打席ぶりの安打となる右前打を放った。

 この試合まで、14打数7安打2本塁打と好相性の広島先発の森下の前に二ゴロ、空振り三振、空振り三振と3打席目まで封じ込まれたが、2点を追う7回1死無走者で迎えた第4打席。広島3番手のケムナのフルカウントからの外角の変化球を右前へ運んだ。

 2年連続9度目のリーグ優勝を決めた25日、村上は「記録との戦いもありますけど、そこに挑戦できるというのは今、僕しかいないので、挑戦できることに幸せを感じながらじゃないですけど…。色んなプレッシャーもありますけど、“自分なら出来る”と信じて頑張りたいなと思います」と語った。だが、1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン最多の55本塁打に並んでから、この試合まで11試合、48打席ノーアーチ。安打こそでたが、この日の4打席も加えると52打席ノーアーチとなっている。

 ただ、この1本は試合前時点で1厘差に迫られている大島(中日)との首位打者争いを制し、史上最年少の3冠王を手にする上で貴重な1本となった。

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