中日 6年ぶり最下位確定 26度の零敗、貧打に泣いた1年…立浪監督「出直していくしかない」

[ 2022年9月29日 20:50 ]

セ・リーグ   中日1-6DeNA ( 2022年9月29日    横浜 )

<D・中>2回、楠本にソロを浴びた高橋宏(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 中日が29日のDeNA戦に敗れ、64勝75敗2分けとなり今季セ・リーグの最下位が確定した。2016年の谷繁元信監督(シーズン途中で森繁和監督代行に)政権以来、6年ぶりの屈辱となった。27日の敗戦でBクラスが確定し、10年連続でクライマックスシリーズ(CS)への進出を阻まれた(2020年は3位もコロナ禍でCS開催がなくなった)ばかりだが、またも悔しい結果を突き付けられた。

 試合は初回に1点を先制するが、先発の高橋宏が踏ん張れなかった。2回に楠本に同点弾を許し、4回には戸柱に勝ち越し適時打を献上。さらに5回には佐野、牧に連続適時打を許すなど、この回4失点し、高橋宏は5回7安打6失点(自責点4)で降板。その後も打線が奮起できず、1-6で完敗となった。

 今季は球団ワーストを更新する26度目の零敗を喫するなど、貧打に泣いた1年でもあった。一方で、大島が打率、岡林が最多安打、ロドリゲスがホールドポイント、R・マルティネスはセーブと、4選手がタイトル争いを演じている。また、この日先発した2年目の高橋宏が今季から台頭してきており、来季に向けては楽しみな選手も多く、巻き返しに期待が掛かる。

 立浪監督は本拠地最終戦となった25日の巨人戦後に「大きくみなさんの期待を裏切る結果になりました。また、選手をうまく機能させてあげることができなかったことを反省しております。秋からもう一回出直します。必死になって秋のキャンプを頑張ってきます」などと、ファンに向けて謝罪していた。

 ▼中日・立浪監督(最下位が確定したことに)「これはしっかりと受け止めて、また出直していくしかないと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月29日のニュース