【ソフトB・松田と一問一答】熱男パフォ「違うユニホームでもできたら」ホークスは「人生そのもの」

[ 2022年9月29日 04:45 ]

<ソフトバンク>退団会見を行う松田(撮影・中村 達也)
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 鷹一筋17年の「熱男」が新天地を求める。ソフトバンクは28日、松田宣浩内野手(39)と来季の契約を結ばないと発表した。松田は現役続行を希望し、同日にペイペイドームで会見。「40歳までやりたい」と強調し、移籍対象をNPBに絞ってオファーを待つことを明言した。今季は出場機会を減らし、43試合の出場。本塁打後の「熱男パフォーマンス」で盛り上げてきたムードメーカーが、重い決断を下した。

 以下、松田の会見から一問一答。

 ――改めて退団を決断した経緯を。
 「約3週間(筑後で)暑い中で野球した。やはり自分は野球がまだまだ大好き。自分から辞める決断に至らなかった」

 ――なぜこのような形での報告を。
 「長年プレーを見てもらって最後の姿を見せることなく、ホークスのユニホームを脱ぐ。それはやめたかった。選手会とNPBに動いてもらって、このように報告することとなった。ペナントレースは真っ最中で雰囲気を悪くしたくない」

 ――ファームでは本塁打も放ったが。
 「本来なら1軍で本塁打。1軍ではホームラン0。プロで初ですし、2軍で最後打てたのが本塁打の感触。熱男(アツオ)をする喜びを感じることができた。何とか、チャンスがあれば打っていきたい。今は、そういう思いがあります。(10月)1日はホークスで最後の試合。いいところを見せられるように準備していきたい」

 ――今後は。
 「まだ何もない。今日からスタート。まずはチャンスをくださる球団があれば。大好きな野球をとことんやる。しっかりと待とうかなと思ってます」

 ――1軍はV争い。チームへの思いは。
 「残り数試合で優勝間近。1日も早くリーグ優勝をしっかり見届けたいと思います」

 ――ホークスとはどんな存在だったか。
 「17年もプレーさせていただいた。もう、人生そのものだと思います。実家の滋賀で15年間、プロで17年間。一番長く住んでいるのが福岡。凄い好きな街。その気持ちはいつまでも持っていたい」

 ――熱男パフォーマンスは新天地でも。
 「球団が替わると思うが違うユニホームでもできたら。福岡の街で今でも“熱男さんですね、熱男の人ですね”と言われる。プロになって自分のものにできて良かった。熱男は僕の中では大事な言葉」

 ――ファンへは。
 「このような形で続行を希望し退団となったが17年、いいときも悪いときも応援してもらった。これまでやったことを(10月)1日、いいものを出していきたい」

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2022年9月29日のニュース