ヤンキースのジャッジが不発 地区優勝も4四球に敵地ファン大ブーイング

[ 2022年9月29日 02:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース5ー2ブルージェイズ ( 2022年9月27日    トロント )

<ブルージェイズ・ヤンキース>地区優勝を決め笑顔を見せるヤンキースのジャッジ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は27日(日本時間28日)、敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ戦に「1番・中堅」でスタメン出場し、1打数無安打4四球だった。ロジャー・マリスのア・リーグ&球団記録にあと1本と迫る60号を打って以降、これで7試合31打席ノーアーチと足踏みが続いている。この日は第1打席で三直の後、4連続四球。その4打席も全て2ストライクまでいっており、ブルージェイズ投手陣も慎重に勝負にいった上での四球だったが、それでも地元ファンからも大ブーイングが飛んだ。

 試合は5―2でヤンキースが勝ち、3年ぶりの地区優勝を達成。プレーオフ進出決定時には公には祝わなかったが、この日はクラブハウスで今季初のシャンパンファイトが行われた。同僚たちから派手にビールやシャンパンをかけられたジャッジは「これで終わりではない。ただ、ワールドシリーズ制覇という究極の目標に向けて素晴らしい一歩が踏み出せた」と笑顔で語った。

 この日は無安打だったジャッジだが、依然として打率、本塁打、打点ではア・リーグトップ。今季あと8戦を残し、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来の3冠王に向けて突き進んでいる。(杉浦大介通信員)

 《3年ぶり地区優勝》カージナルスが同地区2位ブルワーズとの直接対決を制し、3年ぶりの地区優勝を飾った。前巨人のマイコラスが6回4安打1失点で12勝目(13敗)。8、9回を任された3番手ヘルズリーは、今季両リーグ最速となる104・2マイル(約168キロ)をマークし無安打無失点、4三振に封じた。これでブルワーズ戦の今季勝ち越しが決まり、同率で並ばれても上回るため優勝が決定。通算700本塁打を今季達成したプホルスは「この瞬間のために俺たちはプレーしている。必ず優勝を持ち帰ろう」と呼びかけた。

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2022年9月29日のニュース