【ジャッジと一問一答】母の前で61号、支えに感謝「リトルリーグの頃から一緒にすべてを経験してくれた」

[ 2022年9月29日 13:37 ]

ア・リーグ   ヤンキース8ー3ブルージェイズ ( 2022年9月28日    トロント )

61号本塁打を放ったヤンキース・ジャッジは試合後、母パティさんとハグで快挙を喜ぶ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)は28日(日本時間29日)、敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。7回の第4打席で今季61号本塁打を放ち、1961年にロジャー・マリス(ヤンキース)が記録したア・リーグのシーズン最多記録に並んだ。試合後、ジャッジの一問一答は以下の通り。

 ――61号本塁打の意味は。
 「ヤンキースの偉大な選手、野球界の偉大な選手と関連づけられる機会を得たのはとてつもない名誉だ。言葉では表現できない。ヤンキースというオーガニゼーションが特別なのは、正しい方法でプレーし、正しい方法で物事をやり、多くの素晴らしいことを成し遂げた先人たちによって道が開かれていること。彼らと一緒に言及されることは言葉にできないとてつもない名誉だ」

 ――(誕生後すぐに養子として迎えてくれた)母親の前で打てたことは。
 「母は私と一緒にすべてを経験してくれた。リトルリーグの頃から始め、私に学校に行く準備をさせ、最初の何度かの練習や試合にも一緒に来てくれて、プロでの最初の試合、メジャーデビューにも来てくれた。そして、ここにもいてくれたことは特別だ。ただ、まだ終わってはいない」

 ――打った後、ベースを回っている時の気分は。
 「打った瞬間、飛距離は十分だと思った。ただ、何試合か打っていなくて、柵越えするかどうかはわからなかったから全力で走った。フェンスを越えたのをみて、これでリードを奪ったことに安堵した。ロジャー・マリスに並ぶのは夢のようで、現実ではないことのようだった」

 ――ア・リーグタイ記録に到達して安堵したか。
 「それは間違いないよ。61本を打てて安心した。考えないようにはしたけれど、頭をよぎっていた。ヤンキースが勝った試合で、しかもゲリット・コールが奪三振のシーズンタイ記録を成し遂げたゲームでやり遂げられて、特別な日になった」

 ――自分自身に賭けて臨んだシーズンで61本という答えを出した。
 「以前にも言った通り、賭けをしたとも、自分自身に賭けたとも考えなかった。何があろうと、今季はピンストライプのユニホームを着てヤンキースでプレーすることはわかっていた。私たちは(契約延長に)合意はできなかったけど、チームメイトのために良いシーズンを過ごし、長いポストシーズンを過ごすのを助けることに集中しようとした。ただベースボールをプレーしただけ。数字や成績は考えなかった。このチームには凄いやつらがそろっている。彼らは私に意欲を与えてくれるし、お互いに毎日刺激し合っている。それがすべてであり、粘り抜くことを目指した。だから自分に賭けたとは思わないし、その話はまた後にしよう(笑)」

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