竹内智香 女子史上最多6度目の五輪は決勝T1回戦敗退 三木つばきも途中棄権で日本勢準々決勝進めず

[ 2022年2月8日 16:09 ]

北京五輪スノーボード女子パラレル大回転 ( 2022年2月8日    雲頂スキー公園 )

<北京五輪女子パラレル大回転>決勝トーナメント1回戦で相手選手(下)と接触しそうになった竹内智香(ロイター)

 スノーボード女子パラレル大回転が8日、北省張家口の雲頂スキー公園で行われ、日本女子では史上最多6大会連続の冬季五輪出場となる竹内智香(38=広島ガス)が予選を全体15位で通過。1対1の1発勝負となる決勝トーナメント1回戦では予選2位のラモナテレジア・ホフマイスター(ドイツ)と対戦し先着するも、レース後の審議で途中棄権と判定され敗退が決まった。

 2本のタイムの合計で争う予選。竹内は1本目で43・51秒、2本目で45・32秒で滑り、全体15位で上位16人による決勝トーナメントに進出。レース後には「本当にここにいるのが不思議なくらいうれしいですし、楽しめています」とコメントした。

 決勝トーナメント1回戦では18年平昌五輪で銅メダルを獲得したホフマイスター(ドイツ)とのメダリスト対決が実現。途中で相手とほぼ同時にバランスを崩しあわや接触という場面もあったが、起き上がり先着。しかし、ゴール後の審議で竹内は途中棄権と判定され、準々決勝には進むことができなかった。

 また、初出場の三木つばき(18=CATALER)は予選1本目で42・63秒、2本目で44・52秒で滑り、全体3位で決勝トーナメント進出。予選14位のグロリア・コトニク(スロベニア)との対戦となったが転倒し、途中棄権で1回戦敗退となった。

 ▽スノーボードパラレル大回転 アルペンスキーのように、旗門が設置されたコースを滑り降りて速さを競う。予選は2本滑ったタイムの合計で争い、決勝は2人が並行して(パラレル)同時に滑り、1対1で勝負する。旗門の間隔により「大回転(23メートル前後)」と「回転(13メートル前後)」があるが、スノーボードは左と右、2つのスタンスがあるので旗門は左右対称に設置される。スノーボードが初採用された98年長野五輪では「大回転」が実施され、02年ソルトレークシティー五輪からは2人で滑る「パラレル大回転」に変更された。

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