八村が23歳最後の試合で11得点 試合はヒートに完敗 渡辺は6試合ぶり出場も無得点

[ 2022年2月8日 11:45 ]

ヒートのバトラーをマークするウィザーズの八村(AP)
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 東地区全体11位のNBAウィザーズは7日、地元ワシントンDCで東地区全体首位のヒートと対戦したが、一度もリード奪うことなく100―121(前半53―60)で敗れて24勝29敗。このカードは今季1戦3敗で、12位のニックスとはゲーム差なしとなった。ここ9戦では8敗目。最大35点差をつけられてホームでは6連敗を喫した。

 左手首を痛めているブラドリー・ビール(28)は4試合連続で欠場。シーズン序盤で先発していたセンターのダニエル・ギャフォード(23)は健康安全プロトコルの対象となって戦列を離れた。

 8日に24歳の誕生日を迎える八村塁(23)は14―23だった第1Qの7分49秒からコートに登場。このクオーターの残り22・7秒には右サイドから今季10本目の3点シュートを成功させた。第2Qの1分57秒ではペイント内にカットしてカイル・クーズマ(26)のパスを受けてゴール下でシュートを決め、前半では5得点。点差の開いた第4Qでは“フル出場”となり、3点プレーとこの日2本目の3点シュートを決めて計11得点を稼いだものの、出場時間帯のチームスコアは今季自己ワーストの「マイナス15」だった。

 結局、八村は今季最長の27分の出場でフィールドゴール(FG)を10本中4本(うち3点シュートは3本中2本)を成功させ、3リバウンドと1アシスト、1スティールを記録。2ケタ得点は出場14試合で5回目となり、今季の得点合計は3ケタ(109)に乗った。平均得点は7・8で、FG成功率は43・6%(昨季は47・8%)、3点シュートの成功率は37・9%(同32・6%)となっている。

 ゴンザガ大で八村の後輩となる新人のコーリー・キスパート(22)がチーム最多の20得点。先発勢の中ではビールに代わって出場しているアーロン・ホリデー(25)の14得点が最多で、カイル・クーズマ(26)は12得点に終わった。

 ヒートは35勝20敗。球宴リザーブ選手に選出されているジミー・バトラー(32)が19得点、東京五輪の米国代表だったバム・アデバイヨ(24)が21得点を稼ぎ、3連敗のあと3連勝と盛り返して東地区全体2位のブルズに1ゲーム差をつけた。3点シュートは32本中18本を決めて成功率は56・3%。31本中7本で22・6%に終わったウィザーズに“大差”をつけた。

 一方、東地区全体6位のラプターズは敵地シャーロット(ノースカロライナ州)で同9位のホーネッツを116―101(前半56―41)で退け、6連勝を飾って29勝23敗。渡辺雄太(27)は14点をリードして勝負が決していた第4Q残り1分4秒からコートに入って6試合ぶりに試合に出場したが、シュート機会はなかった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分11秒=3得点)
(1)11分37秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・ネト)
 ▼第2Q(出場5分52秒=2得点)
(2)54秒・ペイント内でパスを受けてゴール下=〇(アシスト・クーズマ)
(3)1分57秒・ビンセントの1対1。正面からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場4分34秒=無得点)
(4)9分58秒・正面からのドライブ。ストルースとデッドモンをかわして左手でレイアップ=×
 ▼第4Q(出場12分=6得点)
(5)3分3秒・右サイドから3点シュート=×
(6)6分34秒・速攻から左手でレイアップ=×(7)8分6秒・速攻から右手でレイアップ。相手の反則も誘って3点プレー=〇(アシスト・アブディヤ)
*8分8秒・フリースロー1本=〇
(8)8分57秒・右サイドからステップバックでジャンプシュート=×
(9)10分3秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(10)10分42秒・左サイドからゴール下にもぐりこんでシュート=×

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2022年2月8日のニュース