高梨沙羅がインスタに心境「申し訳ない」「大変なことをしてしまった」進退にも言及

[ 2022年2月8日 23:28 ]

<北京五輪ジャンプ混合団体>1本目のジャンプを終えた高梨沙羅だったが…(ロイター)

 7日に行われた北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で、1回目にスーツ規定違反のため失格となった女子エースの高梨沙羅(25=クラレ)が8日、自身のインスタグラムを更新し、現在の心境をつづった。高梨は1回目の失格が決まった直後に号泣。チームメートの小林陵侑(25=土屋ホーム)らチームメートに支えられ、気持ちを奮い立たせて2回目は大ジャンプを見せたが、自身の試技を終えた直後から再び涙。競技終了後も取材対応を見送っていた。

 インスタグラムには現在の心境を表すかのように、写真ではなく黒一色の背景とともに、「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした」などとつづった。

 混合団体では高梨ら5人もの選手が規定違反となり、国内外で物議を醸している。日本国内でも高梨を擁護、あるいは励ます論調一色となっているが、本人は「謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります」と記し、進退を考えていることを明かした。

 ▽インスタグラムの高梨の投稿全文

  日本チームを応援して下さっている全ての皆様

 今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。
 私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。
 謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります。
 それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております。

 そして、私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸椰さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。
 こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。
 この度は本当に申し訳ありませんでした。

 高梨沙羅

 私が言える立場ではない事は重々承知の上で言わせていただけるなら、どうかスキージャンプとゆう素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います。

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