スキージャンプ竹内択 高梨沙羅が失格になったスーツチェック 「あいまいな部分は正直ある」

[ 2022年2月8日 10:53 ]

竹内択
Photo By スポニチ

 14年ソチ五輪スキージャンプ団体銅メダルの竹内択(34)が、8日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。7日に行われた北京五輪・スキージャンプ「混合団体」で女子エースの高梨沙羅(25=クラレ)がスーツ規定違反で失格となったことについて語った。

 スーツに対してのチェックは抜き打ちで行われ、誰がチェックされるのかは飛んだ後でないと分からないという。さらに「太ももの部分って計り方が難しいところで、計る人によって変わってくる」と説明した。

 スーツチェックについて「あいまいな部分は正直あると思います。ワールドカップで何十試合も戦っているところでそういう失格がなかったのに、いきなりオリンピックになってその部分が厳しくなったなっていう印象なんですよね」と竹内。「選手は失格になるのを恐れているので、自分の感覚でも、これは大丈夫だなと、触ってても着ててもわかるものなんです。その中での今回の失格は、僕の中でも腑に落ちないし、疑問が浮かぶところではありますね」とした。

 また、ジャンプでは股下があればあるほど距離が出やすくなるので、スーツチェック時には股下の検査もあるという。「スーツを着て、計られるんですけど、それプラス靴が入るんですね。その高さが入るので、ゴムの輪っかがあるのでそれをつけると当然(スーツが)下がるんですよ」と説明。また、太ももの上部分で計るか、下部分で計るかでも何センチかは変わってくる可能性があると指摘した。

 最後には「これ(スーツ)がちょっとでも下がると2センチ、3センチって変わるんですよ。それがすごいあいまいなんですよ。どこまでチェックされてるのかっていうのがマンツーマンでチェックされてるから、誰か見てるわけじゃないから分からないんですよね」と述べた。

続きを表示

2022年2月8日のニュース