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仙台育英9トライ快勝 「花園初の留学生選手」ニールソン監督が花園初陣飾る

[ 2021年12月28日 05:30 ]

第101回全国高校ラグビー第1日   仙台育英62ー3桐生第一 ( 2021年12月27日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<仙台育英・桐生第一>初戦を突破し、最上(左)ら選手たちをねぎらう仙台育英・ニールソン監督(撮影・大森 寛明)
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 51校が参加して開幕し、1回戦8試合が行われた。今季からニュージーランド出身のニールソン武蓮伝監督(43)が率いる仙台育英(宮城)は桐生第一(群馬)に62―3で快勝し、2回戦へ進出。27年前の第74回大会(94年度)に留学生選手として初めて花園のピッチに立った指揮官が、監督としての花園初陣で初勝利をマークした。

 花園初陣は9トライを挙げての快勝。「自分の1勝というより生徒たちが2回戦へ進めたことが一番大事」。スーツ姿のニールソン監督はうれしそうに話したが、「アップの時はちょっと緊張した。スーツでウオームアップしていた」と心境を説明した。花園にはコーチとして6年連続出場も、前夜に「全体責任は監督の俺だ」とプレッシャーに襲われたそうで「ここ(花園)に来て監督というのを実感した」と明かした。

 仙台育英2年だった27年前、ピッチに立った際は1回戦敗退。チームは18年ぶりの出場で「誰も経験したことがなく、何が何だか分からないまま嵐のように終わった」。花園の凄さを理解したのは、勝ち残った高校の試合をテレビで見てから。「毎年出ている今の子たちとはだいぶ違う」と肩をすくめた。そんな“経験豊富”な選手たちに対し、コーチ時代には自主性を促し、今季監督に就任すると「ラグビーを楽しむ」指導を重視。試合を想定して土日に激しいコンタクト練習を課す一方、大会後1週間は完全にペースを落とすなどメリハリをつけた。

 桐生第一の霜村誠一監督(元パナソニック)とはコカ・コーラ時代の練習試合でCTB同士で激突。花園初陣は元トップリーガー指揮官対決となったが、強風下でも激しくボールを動かして9トライを奪った。「この風の中で良いラグビーをしてくれた」。指揮官はFWに頼らずダイナミックに攻めた選手を称え、報徳学園との2回戦(30日)へ向け「まずは自分たちのラグビーをやること」と姿勢を貫くことを求めた。

 ◇ニールソン武蓮伝(ニールソン・ブレンデン)1978年(昭53)4月5日生まれ、ニュージーランド・オークランド出身の43歳。11歳でラグビーを始める。93年に来日し、仙台育英高に入学。流通経大―NEC―コカ・コーラ―釜石シーウェイブスでプレーした。ポジションは主にCTB。06年に日本国籍を取得。15年から仙台育英のコーチを務め、今年監督に就任。

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