八村17得点もウィザーズは5連敗 渡辺出場もラプターズは6連敗

[ 2021年3月18日 10:46 ]

キングスのバーンズをかわしてゴール下でシュートに持ち込む八村(AP)
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 NBA東地区全体12位のウィザーズは17日、地元ワシントンDCで西地区全体13位のキングスと対戦し、第3Q途中で最大11点差をつけられながら第4Qの残り22・6秒に同点に追いついたが、残り0・7秒、キングスのディアーロン・フォックス(23)にジャンプシュートを決められて119―121(前半66―66)で敗れた。

 ウィザーズは5連敗で14勝25敗。得点部門でリーグ1位(32・3)のブラドリー・ビール(27)は29得点、ラッセル・ウエストブルック(32)は28得点、14リバウンド、10アシストで今季12回目(通算158回目)のトリプルダブルを達成し、土壇場で2本のシュートを決めて同点にしたが善戦もここまでだった。

 ここ2試合で51得点を記録していた八村塁(23)は、38分の出場でフィールドゴール(FG)を15本中7本成功して17得点を稼いだが3点シュートは3本すべて失敗。9リバウンドと2スティールを記録したものの、自身初となる「3試合連続の20得点超え」は達成できなかった。チームの3点シュートの成功は25本中4本のみ。リバウンド本数では52―38、ペイント内の得点で74―42と上回りながら、15回のターンオーバーで26点を失ったことが響いた。

 キングスは16勝24敗。直前の3試合で計91得点を挙げていたフォックスが28得点、7アシスト、5スティールを稼いでチームをけん引し、先発5人を含む6人が2ケタ得点を挙げて3試合ぶりに白星をものにした。

 ラプターズは敵地デトロイト(ミシガン州)で東地区全体最下位で4連敗中だったピストンズにも112―116(前半58―63)で敗れて17勝23敗。新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)で戦列を離れていたパスカル・シアカム(26)とフレッド・バンブリート(27)が約3週間ぶりに復帰したがウィザーズ同様に苦杯を喫した。

 渡辺雄太(26)は第2Qの4分だけ出場したが無得点。ノーマン・パウエル(27)が43得点をたたき出して奮闘したがチームは6連敗となった。シアカムは13得点、バンブリートは12得点。ピストンズは11勝29敗となった。

 なおウィザーズは18日に29勝10敗でリーグ最高勝率(・744)をマークしているジャズと対戦。ラプターズもそのあと19日にジャズと顔を合わせる。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分16秒=6得点)
(1)37秒・ドリブルしてペイント内に持ち込んでシュート=×
(2)42秒・外したシュートを自分で押し込む=○
(3)3分14秒・正面フリースローライン付近からのドライブでハリバートンをかわしてレイアップ=○(アシスト・ウエストブルック)
(4)5分10秒・速攻からゴール下でヒールドをかわしてレイアップ=○(アシスト・ウエストブルック)
(5)6分32秒・ゴール下でシュートもホームズのマークにあって失敗=×
 ▼第2Q(出場6分58秒=6得点)
(6)6分26秒・左ローポストからのパワープレー。ペイント内でジェームズとホームズをかわして右手でフック=○
(7)7分48秒・ゴール下でシュートもホワイトサイドのマークにあって失敗=×
(8)10分30秒・左コーナーからインサイド。ペイント内でターンアラウンドでシュート=○
*11分12秒・フリースロー2本=○○
 ▼第3Q(出場12分=2得点)
(9)2分55秒・正面からのドライブで左手でレイアップに持ち込むもホームズにブロックされる=×
(10)6分1秒・左コーナーから3点シュート=×
(11)9分55秒・左サイドでステップバックからジャンプシュート=○(アシスト・ネト)
(12)11分24秒・正面からドライブしたあとプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場9分23秒=5得点)
(13)1分13秒・右サイドでのドライブからゴール下。ビエリーツァの反則を誘って3点プレー成立=○(アシスト・ウエストブルック)
*1分13秒・フリースロー1本=○
(14)2分12秒・右サイドから3点シュート=×
(15)9分34秒・右コーナーから3点シュート=×

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