橋本聖子会長「ショック」 佐々木宏氏の“侮辱演出”プランは「不適切であり大変遺憾」

[ 2021年3月18日 12:11 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が18日、都内で会見を行った。大会開閉会式で演出の総合統括を務めるクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)が、女性タレントの渡辺直美(33)の容姿を侮辱するような演出プランを提案していたことについて「組織委としては事実確認を進めてきました。私も記事の見出しを拝見し、ショックを受けておりました。不適切であり大変遺憾です」と語った。

 17日に報じた文春オンラインによると、佐々木氏は昨年3月5日、当時の演出担当チームのメンバーに対し「空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん」などと、渡辺をブタに変身させるかのような演出案をLINEで提案していたという。佐々木氏は18日未明、報道内容を認める謝罪文を公表し、辞意を表明した。

 橋本会長は、佐々木氏から17日夜に連絡があったといい「ご本人の辞意は固く、受け入れることとしました」と認め、「やり取りで上げっていたタレントに関しては大変侮辱な発言となり、心からお詫びを申し上げたいとのお話がありました」と伝えた。

 組織委では森喜朗前会長(83)が女性蔑視発言により辞任したばかり。「私は会長就任の際に国民の皆様の信頼回復に努めるべく、ジェンダー平等の推進を重要施策のひとつに掲げてスピード感のある実行に努めておりました。このような出来事はあてはならないことだと思っております」と述べた。

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