水田 全日本選手権2連覇達成も自己ベスト出せず悔し涙

[ 2020年11月8日 05:30 ]

2連覇を果たした水田光夏
Photo By 共同

 パラ射撃全日本選手権第1日が7日、宮城県石巻市・nexライフル射撃場で男女計5種目が行われ、エアライフル男女混合10メートル伏射(上肢障がいSH2)に東京パラリンピック代表に内定している水田光夏(23=白寿生科学研究所)が出場し、633・2点で大会2連覇を達成した。同(上肢障がいSH1)では、東京大会代表候補の佐々木大輔(48=モルガン・スタンレー・グレープ)が2連覇を果たした。

 2連覇した水田だが、悔し涙があふれた。自己ベストにわずか0・1点届かない633・2点という結果に「常に自己ベスト更新を目標にしている。ずっと揺れている感じがあって、最後ちゃんと撃てなかった」と唇をかんだ。中学2年時に指定難病の「シャルコー・マリー・トゥース病」を発症し、現在も進行中。昨年は使用していなかった酸素吸引を行うなど、呼吸器官の機能が低下していることを明かしたが「東京大会が今年だったら、とかは思わない。来年開催されることを願って準備していきたい」と話した。

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2020年11月8日のニュース