カーリング ロコ・ソラーレ藤沢五月 今季初実戦に「課題見えた」

[ 2020年11月8日 21:06 ]

藤沢五月
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 カーリングの特別エキシビションマッチ「稚内みどりスポーツパークオープン記念」が6日から8日まで北海道稚内市で行われ、女子は18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、男子はコンサドーレがそれぞれ優勝を決めた。

 ロコ・ソラーレは中部電力との決勝をエキストラエンド(延長戦)の接戦の末に5―4で制した。スキップ藤沢五月(29)は「まだ(新型コロナウイルスで)大変な時期の中で私たちが最後まで戦える環境をつくっていただいた」と感謝しつつ、優勝については「うれしい気持ち半分、エキストラにいった悔しさ半分」と苦笑いで振り返った。

 今シーズンは国内外で試合の中止が相次ぎ、エキシビションながら今大会が初めての実戦の場。来年2月に同会場で行われる五輪選考会の日本選手権に向けて「アイスの特徴と、日本選手権で戦うであろうトップチームとの試合だったので情報集めがメインでした」という。予選リーグの初戦で大敗を喫するなど「それ以前の問題」もあったというが、試合をこなすごとに内容も良くなり「試合をやってみないと見えない部分がたくさんあったので、見つかった課題を克服していきたい」と前向きに語った。

 男子で日本選手権3連覇がかかるコンサドーレのスキップ松村雄太(31)も「練習試合とは違う雰囲気や自分たちの試合の入りを経験できたことは良かったと思う」と振り返り、「アイスへの対応や、アイスに対しての戦い方をどう組み立てていくかはもう少し詰められたので、課題として持ち帰って今後に生かしたい」と見据えた。

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2020年11月8日のニュース