納谷 幕下筆頭で白星発進、幕内経験者の大翔鵬圧倒「流れ良かった」

[ 2020年11月8日 15:11 ]

大相撲11月場所初日   ○納谷 押し出し 大翔鵬● ( 2020年11月8日    東京・両国国技館 )

<大相撲11月場所初日>大翔鵬(手前)を押し出す納谷(撮影・村上 大輔)
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 大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男の西幕下筆頭・納谷(20=大嶽部屋)が白星発進した。幕内経験者で東幕下筆頭の大翔鵬(26=追手風部屋)との1番相撲で、左おっつけから前に出て右喉輪で相手の上体を起こし、一気に勝負を決めた。

 「ちょっと体の硬さがあったけど、流れは良かった。(左おっつけは)右を差されたら力を出されると思ったので、気持ちいつもより左を固めていった」と振り返った。

 関取が目前に迫った自己最高位の場所に向け、場所前は「立ち合いからの流れ」を意識して稽古を積んだ。この日はその通りの相撲を取り切り「(成果が)出たと思う」と納得した。

 9月の秋場所は西4枚目で5勝を挙げたが、新十両昇進はならなかった。「周りを見たら上がれないと思ったが(実際に)上がれなかったらすごく悔しかった」。同様の番付と成績で上がった力士は数多くいるだけに「運が良かったら」とも思ったという。勝負の場所では「文句の付けようのない星で上がろうと思う。運じゃなく実力で上がるように」と自分を信じて土俵に上がっている。

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2020年11月8日のニュース